SEOのキーワード選定でロングテールキーワードを勧める理由
ロングテールキーワードとは簡単に説明しますと、多く検索されているキーワードを左から順番に並べた際、右側に来るキーワードのことをいいます。
SEOキーワードから離れてまずロングテールとは、お店でよく売れるものを左から順番に並べていき右側に成るに連れてグラフが右肩下がりに成る様子を想像できます。
実店舗の場合、月に1個2個単位でしか売れない商品を沢山陳列するには店舗面積の都合上難しくなります。
しかし、ネットショップの場合、倉庫に積み上げるだけで良くなるので1商品あたりの在庫保有コストが安くなり0円に近い数字になります。
そうなると、月に1個しか売れていないような商品でも、在庫として置いておくメリットも出てきます。 更にネットショップでは、商品ページの下の方に関連商品や、よく一緒に購入されている商品などと標示されることが多いです。
関連商品が多いほどその商品に結びつく商品も多くなります。
そういうことでネットショップではあまり売れない商品でも、ある程度仕入れて沢山の商品を保有しています。
このグラフを左が恐竜の頭の部分、右の端っこの部分が尻尾になります。この時のグラフの形が恐竜に似ていて、しっぽが長く続くことからロングテールと呼ばれるようになりました。クリス・アンダーソンの著書:Wiredの中で最初に提唱されたとしています。
仮に、冪乗則に従う商品の売り上げを、販売数(population)を縦軸に、商品(product)を横軸にして、販売成績の良いものを左側から順に並べると、あまり売れない商品が右側になだらかに長く伸びるグラフが描かれる。左側だけ急峻に高くなっているのは、販売数が大きな商品が全体ではわずかな品目であることを示し、右側が低くなだらかなのは販売数量が低い商品が全体の品目数ではほとんどを占めることを表している。ただし非常に多くの種類を取り扱う必要がある。このグラフの、恐竜の尻尾(tail)のような形状から「ロングテール」と呼ばれる。
[ロングテール - Wikipedia]より引用
よく売れる商品はブランド品やトレンド商品が多いはずです。
あまり売れない商品は人気がないから沢山は売れないのですけど、高い需要度、必要性でしたり、どうしてもその商品でないといけない深い理由があることが多いです。
この様な商品の求める人、探す人は少なくなりますから勿論検索キーワード自体も少なくなりますが、その商品でないといけない、妥協はできないという場合が多いのでコンバージョンレートも上がります。
また、この様な悩みを解決する商品はどんな商品だろうと検索をかけるユーザーも存在します。
その様な方に、その悩みを解決する方法や商品(又は両方)を紹介すると、売れやすくなります。
トレンドキーワードでは芸能、スポーツ、政治、などでよく検索されるキーワードが多く含みそのキーワードには何ら悩みは含まれていません。
まれに災害で停電したりして発電機というキーワードがトレンドキーワードになったり、インフルエンザが流行してマスクが大量に売れたりという事はありますがこういうのは年に1度程度のまれな現象です。
悩みが含まれていないということは、購入というハードルは中々越えにくくなります。
それに対し悩みを含んだロングテールキーワードの場合、検索エンジンにキーワードを入れるところから、購入するまでの動線が一直線に結ばれやすくなります。
ネット上に沢山いるライバルたちの競争からも上手く行けば避けることが出来ます。
記事を書く前に、或いはブログを立ち上げる前にある関連のキーワードで検索をかけライバルチェックをして、ゆるいキーワードをより意識することでも更にロングテールを味方につけることが出来ます。
より深い悩みや、あれも試したけどダメ、これもダメだった、という人などが検索をかけるキーワードは必然的にロングテールの方向に向かっていくのです。
以下の書籍が参考になります
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